リベンジ貯蓄とは——米貯蓄率4.9%へ、不安時代の新お金習慣
コロナ後の『リベンジ消費』の反動で米国で拡大中。意地でも貯める新ムーブメントを解説。
『今月こそ、意地でも貯める』——そんな決意で家計簿を開いた経験、ありませんか。2025年、米国のSNSやメディアを騒がせているのが『Revenge Saving(リベンジ貯蓄)』というムーブメント。コロナ後の『リベンジ消費』でお金を使い切ってしまった反動として、若い世代を中心に『今度は意地でも貯めてやる』という空気が広がっているのです。Forbes(2025年7月)やCNBC、Kiplingerが相次いで報道し、実際に米国の個人貯蓄率も上昇中。面白いのは、この流れの起源が中国SNSの『報復性存銭(報復的貯蓄)』にあり、中国→米国→(そして日本へ)という典型的なトレンド伝播をたどっていること。今日はこの新しいお金の考え方を、日本の暮らし目線でじっくり紐解いていきます。
リベンジ貯蓄とは?米貯蓄率が4.1%→4.9%へ上昇
まず数字から見ていきましょう。Forbes(2025年7月1日報道)によると、米国の個人貯蓄率は2025年1月の4.1%から4月には4.9%へと上昇しました。わずか4ヶ月で0.8ポイントの上昇は、金融トレンドとしては明確な変化と言える動きです。背景には、2022〜2024年に膨らんだ『リベンジ消費』の反動、そして関税・インフレ・雇用不安といった同時多発的な不安があります。一方でBankrateの調査では、米国35歳未満の38%が『Doom Spending(不安からの破滅的消費)』に該当すると回答。Origin調査ではZ世代の62%が税還付金を不安消費に充てる予定と答えています。つまり、同じ『不安』という感情から、貯める人(Revenge Saving)と散財する人(Doom Spending)に真っ二つに分かれているのが2025年の米国のリアルなのです。
なぜ日本人には馴染む?『不安→貯蓄』はもともと日本文化
ここで日本の読者にお伝えしたいのは、『リベンジ貯蓄』の考え方は、実は日本ではまったく新しくないということです。日本の家計は長年、世界的に見ても高い貯蓄志向で知られてきました。『とりあえず貯金』『万が一に備えて』という感覚は、多くの家庭にとって呼吸のように自然な行動です。つまり米国で今起きている『不安→貯蓄』という選択は、日本人が半世紀以上前からやってきたこと。世界がようやく日本的なお金の防衛本能に追いついてきた、という見方もできます。ただし注意点もあります。ただ守るだけの貯蓄はインフレに弱く、置き場所(普通預金だけか、ネット銀行か、積立投資と組み合わせるか)で数年後の残高が大きく変わります。関連してSoft Saving(柔らかい節約)のように『我慢しない貯め方』への揺り戻しも同時進行しており、リベンジ貯蓄一辺倒ではなくバランス設計が鍵になります。

リベンジ貯蓄の始め方——3ステップで『意地でも貯まる』仕組み化
『意地でも貯める』を根性論で終わらせないコツは、感情ではなく仕組みに任せることです。私たちが海外事例と国内サービスを比較して整理した、実行順は次の3ステップ。
- 【先取り】給料日翌日に自動振替で貯蓄口座へ移動。ここで意志力を使わないのが最大のポイントで、住信SBIネット銀行や楽天銀行の『定額自動入金/振替』機能を使えば、口座間の移動を完全自動化できます。
- 【見える化】家計簿アプリ『マネーフォワード ME』のように、複数口座・カード・証券を一元表示できるサービスで『貯まっている実感』を毎日ダッシュボードで確認。数字が伸びる快感が、Doom Spendingへの逆戻りを防ぐブレーキになります。
- 【増やす】守った現金の一部(例:貯蓄額の3割)を『SBI証券』などのネット証券でつみたてNISAに回し、インフレ負けしない構造に。3つを比較した結論として、日本での実行難易度は『自動振替 → 家計簿アプリ → つみたて』の順に慣らすのが最もつまずきにくい設計でした。

まとめ:リベンジ貯蓄を『日本仕様』で始めるなら
『リベンジ貯蓄』は、不安の時代における新しいお金の防衛術ですが、日本人にとってはむしろ懐かしい感覚のはず。大切なのは、意志力ではなく仕組みで『貯まる状態』を作ること、そしてただ守るだけでなく一部を育てる回路も同時に持つことです。まずは
- ネット銀行の自動振替、
- 家計簿アプリでの見える化、
- つみたてNISAでの育成、この3点セットを整えてみてください。上記で紹介した住信SBIネット銀行・楽天銀行・マネーフォワード ME・SBI証券は、いずれも下記から口座開設・比較・申し込みができます。あわせて、不安との付き合い方そのものを扱うマネーディスモルフィアや、より広い視点の海外お金トレンド大全も、リベンジ貯蓄を『長続きする習慣』にするためのヒントになります。
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